旅の空色
ホテル メトロポリタン 長野
JR東日本の駅前ホテルシリーズ”ホテル メトロポリタン”。
主要駅の一等地という好立地と、駅直結という便利さ、
そして総合ホテルとしてのサービスが自慢のホテル。
普段はこのようなシティーホテルは家族旅行では使わないのだが、
今回はちょっと発想を変えて、長野でのスキー拠点として利用した。
スーペリアツインの3人利用。
リニューアルキャンペーンとかで大人ひとり素泊まり 5210円。
宿ホームページ→(外部リンク)http://www.metro-n.co.jp/
[筆者評]
軽井沢プリンスでスキーと買い物をするつもりなので、
当初はプリンスに泊まろうかと考えていたが、
翌日はできたら別のスキー場へも行きたいとも思い出して、
長野駅を拠点にレンタカーで移動することを思いついた。
地図で確認すると長野駅から東に志賀高原、北に野沢温泉、
西に白馬高原といずれも車で1時間半程度で行けるし、
また長野市ほどの街ならば、飲食店や娯楽も揃っているし、
駅からちょっと離れて温泉施設だってある。
またシーズン中は、スキー場近くの宿は割高なのに対し、
スキー場から離れれば、手頃な値段で高品質のサービスを
受けられると考えたのだった。
実際に調べてみると
「メトロポリタン 長野」は、シティーホテルなのにも関わらず、
観光客用に適した様々なタイプの客室を用意していて驚いた。
ただ今回は、時間的にホテル滞在を楽しむ余裕はないと判断し、
リーズナブル優先で、お得なリニューアルキャンペーンを
利用することとした。
また家族旅行に居酒屋で食事というのもなんなんで
息子も喜びそうなホテル メトロポリタンの
「鉄板焼き やまさち」で食事と決めて予約した。
予め予約したのは、本格的な鉄板焼きでは、
カウンターでシェフが向かい合っての調理となるので、
席数が限られているためである。
30uあるスーペリアツインの部屋は、
さすがに3人目の補助ベットを入れると手狭に感じたが、
リニューアル仕立てだけあって、部屋は綺麗だし、
お湯の出はいいし、とても気持ちよく使えた。
鉄板焼きでは、息子を真ん中に家族3人並んでコース料理を頼み、
お店の人と会話しながら食べる食事の楽しみ方を息子に体験させた。
食事はもちろん食べることが主であるが、その味を決めるのは
食材が50%、店の雰囲気や器、そして会話があとの50%を
占めることを学んで欲しい親心であった。
ただその研修費は3人で3万5千円と、だいぶ高く付いたが‥。
シェフの話の中で面白かったのは、長野名物のひとつ、
生ワサビをおろすのに、鮫皮(さめがわ。サメのざらざらした皮)
を貼り付けたおろし器が一番良いというのと、
わさびは頭からおろすものという話だった。
実際に目の前でおろしてくれて、薬味として出してくれた。
また残念だったことは、スパークリングワインの種類が
3種ほどしかなかったことだった。
仕方なく手頃なオーストラリア産のものを頼んだが、
せっかくだから長野産ワイナリーのものを2〜3種は用意していてほしかった。
(良い部分)
◇大都市の長野駅前と交通アクセスおよび各種施設利用で超便利。
◇行き帰り新幹線利用で超楽々ちん。時間も正確で、しかも寝て帰れる。
◇その日の気分次第で、有名スキー場が選べる。
◇リーズナブルなプランも贅沢なプランも選べる。
◇有名ホテルなのでお湯の出が良い
(お湯の出はお風呂の満足度において大切である)
(悪い部分)
◆当然だが、スキー場までは車の利用を必要とする。
◆これも当然だが、都市部なので旅行の情緒は少ない。
このメトロポリタンに泊まると、同じJR系列のえきレンタカーが安く使える
キャンペーンもやっていて、1日4100円で車を借りることができた。
冬場はもちろんスタッドレスタイヤを履いているし、
先にも書いたようにスキー場は近いので、
ガソリン代も1500円ほどで済んだ。
長野の場合は長野駅を拠点にスキー場を巡るのも
オススメのスキースタイルと言える。
長野駅までは行きも帰りも北陸新幹線で楽ちんだし。
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このスキーパターンは他の地域でもできないか、
今後も参考にすることになるだろう。
鉄板焼きはやっぱりカウンターで。
この日のお客は私達の他に、高校生くらいの息子を連れた
アメリカ人とおぼしき3人家族であった。
最近は英語力も必要と語ったシェフは、つたない英語でアメリカ人?家族に
地物の食材やワサビのことを一生懸命に伝えていた。