旅の空色


休暇村 南伊豆


 公共性の高いリーズナブルな保養施設。
いわゆる旧国民宿舎系。大抵立地もよい。
公共性優先ゆえに画一的で平等なサービスが基本の宿。

宿ホームページ→(外部リンク)http://www.qkamura.or.jp/izu/

[筆者評]
 安い割には施設や立地、サービスがよく
とりわけトップシーズンは予約が取りにくいと聞いていたため、
宿泊予定日6ヶ月前同日の朝9時ジャストの
受け付け開始時間に電話を掛ける。
が‥、毎度話し中で電話が全く繋がらない。
諦めかけた20分後、やっと繋がり2部屋分頼むと
「最後の2部屋でした」と言われる。
恐るべし、休暇村。
季節にもよるが一泊二食付きで1万4千円くらい
(2部屋大人5人子供2人利用。
オフ・シーズンは1万円程度のプランがある)

南伊豆の場合、部屋はすべて同じ規格。
(大方、休暇村はそうかもしれない)
6畳の畳間と12uツインベットルームの2間。
(窓際の6畳間は藤製の椅子と机があり
リビングも兼ねている。外にベランダスペースもある)
あとは大きめのトイレと洗面所があり、部屋風呂はない。
ただ休暇村シリーズとしては部屋は大きめの方だと思われる。
(「休暇村 館山」の部屋を覗く機会があったが、狭っ!と思った
もしかしたら南伊豆は改装した時に風呂を省いて
部屋に余裕を持たせたのかもしれない)

食事は朝夕ともにホールでのバイキング形式。
品揃えはまあまあか。
二泊したが、さすがに二日目は飽きる。
別注でアワビの躍り食いなども頼めるが、
値段の割には質はいまいちと見た。
(他のお客が頼むのを見てそう思った。
もともと贅沢する設計ではないか?)

設備でよいのは屋外プールがあること。
長方形のシンプルなものだが、
監視員もいて、子供は大喜びである。
(プールは別料金。入り口で現金で支払う)
またプールから歩いて松林を抜ければ、
伊豆でも有数の美しく大きい弓ヶ浜に出られ
海水浴もできる。
またカラオケルームも安くて好評だ(50分一部屋1500円)。
ただ一部屋しかないので、予め押さえておいた方がいい。
夕食後、子供が急に歌いたいと言い出しても
その時は大抵予約でいっぱいである。

大浴場も良い印象だ。
とりわけ露天風呂は大きな湯船の他に
2〜3人入れる壺風呂があり、
家族でわあわあと賑やかに入れる。
浜の松林を眺め、波音を聞きながら入る湯は
この宿ならではのシチュエーションである。
(近くの高級旅館「季一遊」にも泊まったが、
浜のすぐ側に建つにもかかわらず、
残念ながら海を感じる作りではなかった)

(良い印象)
◇なにせ料金が安い
◇今風に改装したため綺麗でセンスのよい雰囲気
◇プールも海も楽しめて、夏を満喫できる
(悪い印象)
◆公共性、平等性が高いため贅沢はできない
◆部屋がやや小降り
◆食事にほぼ変化がないため、連泊には向かない
 (オフ・シーズンは連泊用の工夫があるようだ)
 
息子には可もなく不可もなく。
プールがあったので遊びには満足していた。
弓ヶ浜での花火も盛り上がった。

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二日目は宿から30分ほど走った外浦海岸で
シーカヤックとシュノーケリングに参加した
大人2人子供2人で2万円ほど。準備も含め約2時間の遊び。
シーカヤックは写真右中央カラフルなボート。2人乗り。
手前の岩場を走って来るのが息子・錬。
シーカヤック下、海に佇むのが従兄弟のたっくん。
写真左上の建物は下田ビューホテル。


宿から20分ほど走ったところにある竜宮公園の竜宮窟。
ここから階段を下りてトンネルを抜けると、
波の浸食でできた砂利の浜のある岩窟が現れる。
途中フナムシがうようよいるので
極度の虫嫌いには向かない。
(うちの嫁はいやいや言いながら降りた)
日中は駐車代を徴収しているようだ。