旅の空色


ぶどうの丘


 山梨県甲州市が運営する
地元ワイン販促施設「甲州市ぶどうの丘」の一角にある宿泊施設。
いわゆる公共の宿で、手頃な値段も魅力。

宿ホームページ→(外部リンク)http://budounooka.com/hpgen/HPB/entries/5.html

[筆者評]
 春の家族旅行で利用。
大人一泊朝食付き8千円。
夕食は同施設内のレストランで別料金で食べるか、
外食となる。

JR勝沼ぶどう郷駅の西、約500mの
正に丘の上に建てられた公共施設。
地元のワインと食品を扱う物産売り場を中心に、
ホテル、温泉大浴場、レストラン、ホール、美術館がある。

ホテルの部屋は同じ規格の和室と洋室の2種類のみで
ちょっと広めのビジネスホテルの部屋といったシンプルな造り。
ただ特筆すべきはお風呂が温泉であるとこ。
少し広めの浴室に、石造り風の大きめの湯船があり、
蛇口から出る湯が温泉となっている。

また宿泊者は同施設内の温泉大浴場「天空の湯」を
無料で利用することもできる。
基本一般に開放されている湯なので
日帰り客に混じって入る格好だ。
その名の通り、露天風呂は甲府盆地と
南アルプスを望む絶景で、
晴れていれば美しい山脈を見ながらの入浴となる。
夕方のピーク時は日帰り客でごちゃごちゃしているので、
(地元でも人気の温泉らしい)
ゆったり入りたい時は翌朝一番に入るのがよい。
(8時より営業)

ここに泊まったならば夕食は同施設内の
レストラン「展望ワインレストラン」で食べるべきである。
ちょっと高めではあるが、質の高い本格的な
洋食料理が食べられる。
そして何よりも地元ワインでリストが充実している。
給仕によるワインの扱いも手慣れたもので、
見ていて気持ちがいい。
またレストランの窓からは、甲府の夜景が見れて
うまい食事にワインと相まって
ロマンティックな雰囲気を醸し出す。
私たちが訪れた春はワインの在庫が4分の1ほど尽きていたので、
ベストは新種のワインが出揃う冬かもしれない。

同施設内には地下ワインカーブ(ワイン保管庫)があり、
有料ですべてのワインを試飲できるので
ワイン通にはよだれが出る。(1100円)
施設の内容は大人向きなので、
山梨観光の宿泊基地として、
もしくはワインを堪能する大人の旅行として
利用するのがいいかも。
ただ残念なのは、朝食のバイキングは
宿泊料金に見合ってショボイ。

(良い印象)
◇部屋風呂も温泉である。
 (部屋風呂のみしか使わない人には朗報)
◇宿泊料金が安い(特にオフシーズン)
◇併設のレストランは食事もワインも充実している。
(悪い印象)
◆公共の宿なので部屋はみな同じ規格。
◆朝食がショボイ。
◆大浴場は日帰り優勢でごちゃごちゃしている。
 (まあ上記いずれも公共性が高いということで仕方のないこと)
 
息子は大好きな従兄弟のたっくんと
大浴場の絶景露天風呂の縁で景色を眺めながら、
歌を歌ったり、ふざけたりと、いい思い出になった。
またレストランでは、本格的な料理に
ナイフとフォークの使い方を勉強した。
この宿でのあれこれは平成19年5月のコラムに書きました。
(コラムは後日掲載予定)

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部屋はツインのベットルームに補助ベットを2つ付けてこんな感じ。
入室するや二匹の怪獣がベットで跳ねて遊んでぐちゃぐちゃになる。

初日は塩山(えんざん)で果実畑の中をウォーキングをした。
この様子は平成19年4月のコラムに掲載。(コラムは後日掲載予定)

その後、北杜市の牧場を観光。

翌日は富士急ハイランドで遊んだ。