旅の空色


リカーブ箱根


 箱根・仙石原(せんごくはら)にあるホテル。
夕食バイキングが評判とテレビで紹介されたので利用。

宿ホームページ→(外部リンク)http://www.recove.jp/index.html

[筆者評]
 春の家族旅行で利用。
春は低予算を基本としてるので検討していたところ、
たまたまテレビで紹介していたので泊まった。
和洋室Aタイプ利用。大人一人一泊二食付き1万3千円。

この宿の最大の売りは、テレビで紹介していた通り
夕食バイキングであろう。
焼きたてのステーキに揚げたての串揚げ、
握りたての寿司といった実演料理の他に、
和洋中様々な料理が所狭しと並んでいて、
質も比較的高く、バイキングとしては満足度が高い。
ただテーブルが狭めで、
食べる時にちょっと気を遣うことと、
バイキング会場自体もそんなに大きくないので、
時間制で宿泊者を割り振っているのがマイナス点かな。
初めて利用した私たちはそんな事情を知らず、
いつも通り夕方チェックインしたところ、
夕食が8時からと遅いものになってしまった。
(さすがに子供たちが少々ぐずった)
常連客は午前中一度ホテルに寄ってチェックインを済ませて、
夕食時間を予約してから遊びに出掛けるそうである。

部屋は60uの和洋室と、
大人3人子供2人の私たちには
ちょうどよい大きさであった。
部屋付きユニットバスも広めのものであるが、
配管の老朽化のせいか少し臭いが気になった。
(温泉大浴場があるので、基本使わないと思うが)
建物は横二線(=型)の2棟建てで、
棟と棟を地下通路でつないでいることに
私はちょっと違和感を覚えた。
(まあ箱根特有の傾斜地であることが関係しているのかも)
ここからは私の勝手な想像の域だが、
建物は丈夫な構造ながらも、老朽化が感じられるので
(さっきの臭いもそのひとつ)
元は社用もしくは公用の大型保養施設だったのかもしれない。

大浴場は広めで、露天風呂と合わせて
湯船が3つあり、それぞれ温度差がある。
とりわけ源泉掛け流しの檜内風呂は
仙石原特有の熱めの白濁硫黄泉で体に効く。
ただ子供には刺激が強いようで、
外気に触れてぬるめの露天風呂が好まれていた。
源泉掛け流しの檜風呂以外は循環式だそうで、
透明色の普通の温泉であった。
まあ人によっては、特に子供には
個性的な源泉も善し悪しなので、
二本立てもありだろう。

施設はちょっとした宴会場と
ちょっとしたゲームコーナー以外特にはない。
他であまりコストを掛けない分、
夕食バイキングに経営資源を回して
宿の目玉とし、特徴を出している風に感じられた。

風呂入って、たらふく食って、部屋でくつろいで、あとは寝る。
そんな宿である。
料金はリーズナブルであるし、
子供も好きなものを好きなだけ食べられるので、
箱根一帯で遊ぶ時の宿泊基地として
使い勝手が良いかもしれない。

ちなみに我が家では初日に金時山(きんときやま)登山をし、
翌日は箱根小涌園ユネッサンで遊んで帰った。
金時山登山については平成21年4月のコラムの書いたので
参照ください。(コラムは後日掲載予定)

(良い印象)
◇料金が安め
◇夕食バイキングの質が良い
◇部屋が広め
 (悪い印象)
◆きれいとは言えないが、値段も値段だし、まあ許容範囲。
◆夕食の時間予約に注意!
 
息子は食べ物の好き嫌いおよびアレルギーがあるので、
好きなものを食べられるバイキングは好評だった。
ただ遊び疲れた子供に8時まで夕食を待たせるのは辛かった。

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金時山山頂にて。右より筆者、息子・錬、従兄弟のたっくん。
坂田金時(さかたのきんとき)=金太郎にちなんで記念撮影用のまさかりが置いてある。
左奥に見えるが、この日いい顔の富士山。
「やってるな〜」ってこんな感じかな?(太宰治『富嶽百景』より)

箱根・宮城野の「国際ます釣場」でニジマス釣りに挑戦中。
知らないおじさんが熱心に釣り方を教授してくれた。

箱根・大涌谷の散策路終点の閻魔台(えんまだい)。
左後ろの建物が「黒たまご」で有名な黒玉子茶屋。