旅の空色
秋ノ宮山荘 あきのみやさんそう
秋田県湯沢市、といっても秋田の最南端、
宮城県境の山間にある秋ノ宮温泉郷のホテル。
リーズナブルな料金で質の高いサービスが好評。
宿ホームページ→(外部リンク)http://www.akinomiya.co.jp/
[筆者評]
仕事上(お米の仕入れ)の宿として
友人と二人で利用。
大人一泊二食付き1万6千円。
今はどうか知らないが、
当時東北では一番電波が繋がるといわれた
NTTドコモでさえも圏外であった。
しかし電波は秘境的ながらも、
ホテル付近はちょっと開けている感じ。
市営の温泉プールもある。
秋ノ宮温泉郷の紹介ホームページ→(外部リンク)http://www.akinomiyaonsen.jp/index.html
関東からのアクセスとしては
東北新幹線を宮城・古川駅で降りて
車で1時間半ほど走ることとなる。
私たちも古川から国道47号線を鳴子温泉に走り、
そこから秋田湯沢へ至る国号108号線に道を変え、
鬼首温泉(おにこうべ)を通り、県境を越えて
秋ノ宮温泉郷に入った。
「秋ノ宮山荘」ではJRの旅行商品のみ
古川駅から送迎バスを出しているようだ。
(所要時間90分とある)
ただこの国道108号線、
10kmほど南にある同じく宮城から秋田へ抜ける
国道398号線が冬期に封鎖されるほど積雪が多いので、
108号線も冬の利用は、特に自家用車での利用は注意を要する。
仮に国道108号線が封鎖されてしまうと、
秋田側からしか宿に行く手段はない。
このホテルでよかったのは食事と大浴場だ。
夕食は和洋折衷のコース料理で、
給仕は3回程度と少なかったが、
地元食材を使った丁寧な料理が好印象だった。
また朝食バイキングもよかった。
生ジュースの品揃えも豊富で、
中規模のホテルながらも
一流ホテル並の品質を誇っていた。
朝食もとても満足できる宿である。
大浴場は宿に見合った中規模の浴室ながらも、
様々な浴槽がコンパクトにまとまっていて
温泉をいろいろな形で満喫できる。
円形のジャクジーを中心に
大きな窓に緑の映える大浴槽、
打たせ湯、寝湯、ぬる湯、サウナ、
そして露天風呂と楽しめる工夫だ。
部屋は、私たちが訪れた時は、
同じ構造の10畳の和室と、和洋室しかなかったが、
最近は洋室やベビースイートもあるようだ。
個人的には一般客室は
公共の宿といった感じのシンプルさで、
少し狭めに感じるかなあ。
(公共の宿ではないが)
あと施設はおお人数用のカラオケルームくらいしかない。
この秋ノ宮温泉郷は地理的な具合から
地元・秋田で愛されている湯治場といった感じかもしれない。
特に冬期は秋田県外のよそ者には交通の便が悪そうだ。
また近くに目立った観光施設がないので、
車で行くか、ツアーで行くかしないと観光としては不便である。
ただ秋ノ宮温泉郷内の各宿泊施設および温泉施設は
湯の効能がそれぞれ違うそうで、
温泉三昧をするにはよいところだろう。
(郷内温泉フリーパスもあるようだ)
(良い印象)
◇料金が手頃である。
◇朝夕とも料理がよい。
◇温泉三昧できる。
◇シンプルなデザインのきれいな建物だ。
(悪い印象)
◆交通の便が悪い。
◆施設がない。特に夜遊ぶものが。
息子とは‥、食事と風呂がいいので
家族も連れて行ってみたいと思う宿だ。
夏場なんかは渓流釣りや虫取りなんかが出来て、
また星空もきれいでいいんじゃないか。
ホテルでそんな家族向けの遊び付きプランがあれば
なおいいような気がする。
周りは自然だらけだしっていうか
それが財産だろう。
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市営プールが健康増進目的の競技型プールだけ
というのがちょっともったいないような気がする。
子供向けの温水プールがあれば
季節に関わらず、
広く家族連れを取り込めるんじゃないだろうか。
特に寒い地域でもあるので、
温水プールの魅力は高いと思う。