旅の空色
堂ヶ島温泉 対星館
箱根・堂ヶ島(最寄り駅:箱根登山鉄道、宮ノ下駅)にある
隠れ家的旅館。
元は富豪の別荘だったそうで、早川の渓谷沿いに建つ。
2013年8月に営業を一時終了。
2016年に新装開業予定。
宿ホームページ→(外部リンク)http://www.taiseikan.co.jp/index.html
[筆者評]
友人との宴会旅行で利用した。
この宿を私が選んだ一番の理由は
旅館のある早川の渓谷の谷間に降りるため
急斜面に走る宿専用のモノレールに
乗りたかったからである。
鉄っちゃんほどではないが、
私も鉄道には興味がある方なのだ。
しかも宿の宿泊者しか乗れない
特別なものでもある。
で、乗車した感想は‥、
まあ確かにモノレールであるが、
エレベータのような感じでもあった。
箱の性能が良過ぎて、私には物足りなかった。
もっとレトロな車両の作りにして、
レールとの摩擦音をギュギュ、ギイギイ言わせながら
走った方が、名物になるんじゃないかとも思った。
ちなみに隣接する「晴遊閣 大和屋ホテル」は
小さなロープウェイで降りるそうだ。
今度はそっちも試してみたい。
晴遊閣 大和屋ホテル→(外部リンク)http://www.hakone-yamatoya.com//
料理は‥まあ当たり障りのないお膳であろうか。
宿代が3万円程度とそこそこするので、
伊勢エビやアワビなどの高級食材も付いてくるが、
取り立ててオリジナル製のある内容ではない。
朝食もそんな感じ。
以前から感じていたが、箱根は場所柄か
他の地域より5千円〜1万円ほど
宿賃が高い気がする。
大浴場は湯船が岩作りで、
建物は年季の入った木造と
情緒感のある古風な雰囲気で好感が持てた。
また渓流側にある露天岩風呂も
自然と一体感のある開放的なもので良かった。
欧米人の団体が泊まっていたが、
風呂といい、歴史ある木造の宿の造りといい、
日本のザ・旅館を知るにはいい宿かもしれない。
あと隠れ家的な環境であるので、
カップルの利用も多いようであった。
カップルは大方、別棟の露天風呂付きの部屋で
籠もっていたようだ。
(友人が2組のカップルとモノレールで一緒になったが、
シートに大きく腰掛けて、席を譲らなかったと語っていた。
よっぽど若さと雰囲気がうらやましかったのだろう)
(良い印象)
◇宿専用のモノレールに乗れる
◇交通の便利がいい
◇渓流の川音に包まれたいい雰囲気である
(悪い印象)
◆値段取っているので、料理ちょい工夫した方がいいかな
◆谷底なので朝晩は寒い。特に冬期は。
年配者は風呂上がりの寒暖差注意!
新装開店するため、上記の評価は過去のものとなるが、
新しい「対星館」はすばらしい宿になることを望む。
蛇足だが、建物の老朽化に加え、
近くの高級旅館「箱根吟遊」が上々の評判なので、
思い切って建て替え決めたのかもと勘ぐっている。
箱根吟遊→(外部リンク)http://www.hakoneginyu.co.jp/
大人向き、少人数向きの宿かな。
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