旅の空色


まかど観光ホテル


 青森、陸奥半島の付け根、野辺地(のへじ)にある
地元に親しまれてきた老舗の温泉宿。
休日一般客室利用、大人一泊二食で1万4千円ほど
(大人2人子供1人利用)。

宿ホームページ→(外部リンク)http://sanrok-makado.com/

[筆者評]
 2013年2月、冬の青森旅行で利用。
内容の割にはリーズナブルな宿と見た。
地元、青森のお客の利用が多そうなので
あまり高くは取れないのではないだろうか。
よそから来る観光客には地理的に中途半端な場所に見え
集客が難しいのかも。
近年他の資本が入ったりしていて
経営環境は厳しいのかもしれない。

泊まった一般和室は3人でちょうどよい大きさだった。
夕食時には他の部屋が空いていたのか、
近くの同じ規格の和室が食事処として用意された。
夕食は地元の海の幸をふんだんに使った和食膳で
質も良く量も十分。これがリーズナブルに感じる理由か。
朝食は大広間にてバイキング形式で
こちらはまあまあといったところ。
温泉は歴史を感じさせる総檜造りの浴槽で
湯船も大きく、人を気にせず手足を十分伸ばせて
とても良い雰囲気である。

夕食後2階奥にあるカラオケルームで息子と二人3時間熱唱。
出て来た時には隣の麻雀ルームの客に
あの賑やかさはたったふたりで行われていたのか
といった具合の呆れ顔をされた。
カラオケルーム使用料も1室1時間1500円と安かった
(但し2部屋くらいしかない)。

(良い印象)
◇料理の質の割に料金が安め
◇すぐ側にスキー場があり、冬のレジャーによい立地。
◇おみやげ売り場が充実している。 
◇新幹線の七戸十和田駅や十和田市に行く路線バスの
  始発地である(参照・外部リンク→十和田観光電鉄)。
  このバスを利用して話題の十和田市現代美術館へ行った。
  所要時間:約1時間30分。
 (参照・外部リンク→十和田市現代美術館
(悪い印象)
◆交通のアクセスが悪い。
 車での観光なら問題ないと思うが、
 公共交通機関の場合、青森駅より青い森鉄道の快速で約40分、
 野辺地駅より宿迎えの車で15分ほど走った山の頂にある。
◆青森の宿において全体的傾向かもしれないが、
 とにかく暖房がよく効いている。
 広い吹き抜けのロビーなので、暖房費も大変だと思った。
 しかも大震災後、東北電力の発電力不足云々言っている中で
 よそ者としてはちょっと暖房弱めてもいいのではと感じた。

息子は雪遊びが出来たのと
カラオケを十二分に満喫して大満足であった。

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十和田市現代美術館にて。穴を覗く息子・錬。
この白い天井の穴の向こうには全く違った世界が広がっている。
左上の物体は天井上の世界からこちらの世界に飛び出したもの。
他にも巨大なおばさんの像や数々の奇形のオブジェなど
ここならではの作品群がある。

今回の旅行は冬の青森での馴れない雪道を警戒して
公共交通機関を利用して回った。